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工場・倉庫に太陽光発電パネルを設置するには?設置条件や メリット・デメリットを解説

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工場・倉庫に太陽光発電パネルを設置するには?設置条件や メリット・デメリットを解説

SDGsが盛んにうたわれるようになった昨今、工場や倉庫でもサステナブルな社会に貢献するための取り組みを検討されている法人様は多いのではないでしょうか。
こうしたなか、工場や倉庫の屋根や空いた敷地などに太陽光パネルを設置して自社で発電する企業が増えています。太陽光発電は、環境にやさしいクリーンエネルギーとしてCO2の排出を抑えられるほか、電力コストをはじめ経費削減につながるといったメリットもあり、持続可能な経営にも寄与します。

一方で、「そのメリットを自社でも享受できるのか」「そもそも、自社の工場や倉庫に設置できるのか」など漠然とした疑問をお持ちの方も少なくないでしょう。
そこで、工場や倉庫の屋根に太陽光発電を導入する場合の条件や、導入するメリットとデメリットについて解説します。

工場・倉庫で太陽光パネルの設置に適した条件とは

太陽光パネルは、建物の構造計算に問題がなければ、どのような工場や倉庫の屋根でも設置することが可能です。
ただし、設置条件によっては想定される発電量を満たさない可能性があります。ここで、太陽光パネルの設置に適した工場の屋根の条件についてお伝えしましょう。

屋根の方角が南向きである

発電効率がもっともよいのは、屋根が南向きの建物です。東向きや西向きでも設置できますが、時間帯によって発電量が少なくなるなど、南向きに比べると発電効率は下がります。なお、北向きでも太陽光パネルに斜度をつけるなど工夫すれば設置は可能ですが、導入コストが高くなりやすい一方で発電量が見込めない可能性もあるため、あまり向かないケースもあります。

傾斜角度は30度前後が理想

発電効率を高めるため、太陽光パネルは30度くらいの傾斜をつけて設置するのが一般的です。屋根に斜度がなくてもパネルを載せる架台で調整しますから、フラットな平面屋根でも期待される発電量が見込めます。
なお、傾斜の角度は地域によっても異なります。

屋根の形状は四角形のほうが効率的

太陽光パネルの形状は四角形ですから、屋根の形状も四角形のほうが多くのパネルを敷き詰められ、発電量を増やせます。丸や三角形の屋根でも太陽光パネルを設置できますが、四角形と比べると効率は下がるでしょう。

なお、上記はあくまでも理想の設置条件です。条件に当てはまらない場合でも設置は可能ですし、この後で紹介するメリットを享受できる場合もあります。

地工場の耐震に穴があると太陽光発電を設置することができません。
耐震補強の対象となる工場の条件をまとめましたので参考にご確認ください。

工場・倉庫に太陽光パネルを設置するメリット

自社の工場や倉庫に太陽光発電を導入することで、以下のようなメリットが期待されます。

メリット

  • 電力コストを削減できる
  • 遮熱効果で室温の上昇を抑えられる
  • 補助金や節税効果がある
  • 災害時でも事業継続できる

電力コストを削減できる

もっとも実感しやすいメリットが、電力コストを節約できることでしょう。
電力会社から供給される電気使用量を減らせるのはもちろんですが、高圧・特別高圧で契約されている工場や倉庫の場合は、基本料金を下げられる点が大きなメリットといえます。

電力会社の基本料金は、1日の最大使用量(最大デマンド値)によって決まります。電力使用のピークとなる時間帯に、太陽光パネルで発電した電力を用いてデマンド値の上昇を抑えることにより、基本料金を下げられる可能性があります。

遮熱効果で室温の上昇を抑えられる

太陽光パネルを屋根に敷き詰めることで、太陽の輻射熱による建物内の気温上昇を抑えられる可能性があります。
とくに夏場は、空調コストを削減できる効果が期待できます。

補助金や節税効果がある

太陽光発電を導入する企業に対して、国や自治体では補助金や税制面での優遇措置が受けられる各種制度を用意しています。これを活用することにより、導入コストの削減や節税効果が期待できるでしょう。

とりわけ中小企業の場合、自家消費型の太陽光発電を導入する際に、それにかかる経費を減価償却ではなく一括計上できる「即時償却」が認められる税制(中小企業経営強化税制)が適用されます。利益の大きい年度に太陽光発電を導入すれば、節税効果が大きくなるでしょう。

災害時でも事業継続できる

大規模な災害などにより電力会社が電気を供給できなくなっても、太陽光発電と蓄電池を導入していれば自家発電で事業を継続できます。
企業のなかには、自社の太陽光発電や蓄電池を被災地域に開放できるよう取り組んでいるところもあり、地域社会に貢献できるという点でも役立ちます。

工場に太陽光発電を設置するデメリット

工場や倉庫に太陽光発電を導入することでメリットを享受できる一方、デメリットがあることも把握しておかなければなりません。
いちばんのデメリットは、初期投資が高額なこと。産業用太陽光発電は規模が大きいことから、初期投資額だけでも数百万から数千万円になります。設置費用は年々低くなっているものの、慎重な経営判断が必要でしょう。

また、導入後もメンテナンスなどのランニングコストがかかります。太陽光パネルの経年劣化だけでなく、大地震や台風などで破損した場合には修繕コストや廃棄コストも必要です。

設置計画を立てる場合は、初期投資額に長期的なメンテナンスコストを含んだ額と、電力コストの削減効果や節税効果などと比較しながら、検討することが大切です。

お問い合わせ

「太陽光設置したいけど費用がわからない」
設置する方法やどこに依頼したら良いかわからない」
など
太陽光発電設置をご検討の方はお気軽にお問い合わせください。

太陽光パネルを設置する際の注意点

先述の通り、太陽光パネルはどのような工場や倉庫の屋根でも設置できます。ただし、構造計算上で問題がないことが大前提です。太陽光パネルは、1枚あたり約20kgもの重量があります。これを建物の屋根に何百枚も設置すると、屋根や建物全体に大きな負荷がかかりますから、築年数の古い工場や倉庫だと別途補強工事が必要になるケースもあります。

また、設置工事は工場や倉庫での実績が豊富な業者を選ぶこともポイントです。太陽光パネルの架台を設置する際には、屋根材に穴を空けて固定します。その際、施工が不十分だと穴から雨水が浸入して、建物内で雨漏りが生じるリスクがあります。こうしたトラブルを防ぐうえでも、信頼できる施工業者を選ぶことが重要です。

太陽光発電の設置を検討中の方へ

太陽光パネルを設置することで、経費削減や災害時でも事業を継続できるといったメリットに加え、環境問題に積極的に取り組んでいる企業としてイメージアップにつながることも期待できるでしょう。
なお、太陽光発電を自社にとって最適な方法で導入するには、信頼できる施工業者に相談することが重要なポイントになります。
伊藤忠丸紅住商テクノスチールのPM事業部では、システム建築と耐震診断を中心に建設用鋼材などの素材販売から建築施工まで、幅広いサービスを提供しています。
太陽光パネルの設置に関しても、グループ企業や協力会社との連携により、補強診断から設置工事、さらにはアフターフォローまでワンストップで対応。総合商社としての強みを活かし、中立的な窓口として施工業者を公平に比較し、お客様の状況に一番適した方法をご提案いたします。
太陽光パネルの設置以外にも、工場や倉庫の新築や増改築、解体、遊休資産の有効活用などに関するさまざまなニーズにお応えできますので、お気軽にお問い合わせください。

伊藤忠丸紅住商テクノスチール株式会社

設立 1963年5月31日
資本金 30億円
従業員 400名(派遣社員、嘱託、委託社員等を含む)(2020年4月現在)
株主 伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社 66.7%、住友商事グループ 33.3%
取扱商品 鉄鋼製品、建築用・土木用・道路舗装用・設備機器用の資機材類の販売、各種工事請負等
取引銀行 みずほ銀行 日本橋支店
三井住友銀行 日本橋支店
三井住友信託銀行 本店営業部
建設業許可 国土交通大臣許可(特-3)第10910号
建築工事業
国土交通大臣許可(般-3)第10910号
大工工事業、とび・土工工事業、石工事業、屋根工事業、タイル・れんが、ブロック工事業、
鋼構造物工事業、鉄筋工事業、板金工事業、ガラス工事業、塗装工事業、内装仕上工事業、建具工事業
宅地建物取引業許可 東京都知事許可(3)第87072号
一級建築士事務所登録 東京都知事登録 第55860号
ISO14001/2015 取得日2001年10月10日 適時更新継続中
(社)日本プロジェクト産業協議会 法人会員

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