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工場・倉庫で使える「中小企業加速化補助金」

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工場・倉庫で使える「中小企業加速化補助金」

 

目次

1.はじめに
2.中小企業成長加速化補助金とは?
 2.1. 補助金の概要
 2.2. 補助事業の要件(賃上げについて)
3.100億宣言とは?
 3.1. 100億宣言の方法
4.工場・倉庫建設に補助金を活用するメリット
5.申請のステップと成功のポイント
 5.1. 申請のステップ
 5.2. 成功のポイント
6.申請にあたっての注意点
7.よくあるご質問
8.まとめ


1. はじめに

工場や倉庫の建設・改修は、企業の成長に不可欠な投資です。しかし、資金調達の壁に悩む中小企業も少なくありません。そこで注目したいのが、2025年に新設された「中小企業成長加速化補助金」です。
この補助金は、賃上げへの貢献、輸出による外需獲得、域内の仕入による地域経済への波及効果が大きい、売上高100億円超を目指す中小企業の大胆な投資を支援するために創設されました 。補助金を活用することで、対象となる中小企業の皆様は、更なる成長を実現できる可能性があります。
この記事では、補助金の概要から活用事例、申請のポイントまで、分かりやすく解説します。以下のような方におすすめです。
  • 売上高100億円超を目指し、工場や倉庫の新設・増築・改修を検討している中小企業の経営者・担当者
  • 中小企業成長加速化補助金の活用に関心がある方
  • 企業の成長戦略を加速させたいと考えている方



2. 中小企業成長加速化補助金とは?

中小企業成長加速化補助金は、売上高100億円超を目指す中小企業の大胆な投資を支援する制度です 。
賃上げ、輸出、地域経済への貢献など、日本経済の成長に大きく貢献する事業を後押しします。
 

2.1. 補助金の概要

  • 補助上限額: 5億円(補助率1/2)  
  • 補助事業期間: 交付決定日から24か月以内  
  • 補助対象者: 売上高10億円以上100億円未満で、売上高100億円を目指す中小企業
    • 「100億宣言」を行っていること  
    • 投資額1億円以上(専門家経費・外注費を除く補助対象経費分)  
    • 一定の賃上げ要件を満たす今後5年程度の事業計画の策定  
 補助対象経費: 建物費(拠点新設・増築等)、機械装置費、ソフトウェア費、外注費、専門家経費
    • 建物費は生産設備等の導入に必要なものに限ります。土地代は対象外です 。  
 

2.2. 補助事業の要件(賃上げについて)

補助事業終了後3年間、一定の賃上げ要件を満たす必要があります 。具体的には、「給与支給総額」または「従業員及び役員の1人当たり給与支給総額」の年平均上昇率が、事業実施場所の都道府県における直近5年間の最低賃金の年平均上昇率以上であることが求められます 。  
申請時に基準率以上の目標を掲げ、その目標を従業員等に表明することが要件となります 。目標を達成できなかった場合は、補助金の返還を求められることがあります(天災など、事業者の責めに帰さない理由がある場合を除く) 。
 

3. 100億宣言とは?

100億宣言」とは、企業が自社の売上高100億円実現に向けた目標や具体的な取り組みを宣言することです 。
この宣言を行うことで、中小企業成長加速化補助金などの補助金活用や、経営強化税制の拡充措置(租特法が成立した場合)といった支援策の対象となることができます 。
 

3.1. 100億宣言の方法

100億宣言では、以下の内容を記載します 。  
  1. 企業概要  
  2. 企業理念・経営者の意気込み  
  3. 売上高100億円実現の目標と課題  
  4. 売上高100億円に向けた具体的措置(取組)  
宣言を行うことで、補助金等の活用以外にも、経営者ネットワークへの参加や、宣言の公式ロゴマーク活用による自社PRといったメリットがあります 。
 

4. 工場・倉庫建設に補助金を活用するメリット

中小企業成長加速化補助金を活用することで、工場や倉庫の建設・改修において、以下のようなメリットが期待できます。
  • 初期投資の抑制: 多額の費用がかかる建設・改修費用の負担を軽減し、資金繰りの改善に繋がります。
  • 最新設備の導入: 補助金を活用することで、生産性向上や省エネ化に資する最新鋭の設備導入が実現し、競争力強化に繋がります 。  
  • 事業拡大の加速: 新設・増築により、生産能力や保管スペースを拡大し、事業成長を加速させることができます 。  

5. 申請のステップと成功のポイント

補助金申請は、以下のステップで進みます 。  

5.1. 申請のステップ

  1. 公募要領の確認: 最新の公募要領を確認し、申請資格や要件、スケジュールなどを把握します 。  
  2. 事業計画の策定: 売上高100億円達成に向けた具体的な事業計画を策定します 。  
  3. 申請書類の作成・提出: 必要書類を作成し、電子申請システム(jGrants)で提出します 。  
  4. 審査: 1次審査(書面審査)と2次審査(プレゼンテーション審査)が行われます 。  
  5. 交付決定・補助事業の実施: 交付決定後、事業計画に基づき、工場・倉庫の建設・改修を行います 。  
  6. 実績報告・補助金の受領: 事業完了後、実績報告を行い、補助金を受け取ります 。  

5.2. 成功のポイント

  • 明確な目標設定: 売上高100億円達成に向けた具体的な目標と計画を示すことが重要です 。  
  • 成長戦略: 補助事業が企業の成長戦略にどのように貢献するかを論理的に説明します 。  
  • 実現可能性: 現実的で実現可能な計画であることを示すために、市場分析や根拠となるデータなどを示しましょう 。  
  • 地域への波及効果: 賃上げ計画や地域経済への貢献など、地域への波及効果を具体的に説明することも重要です 。  


6. 申請にあたっての注意点

  • GビズIDプライムアカウントの取得: 電子申請にはGビズIDプライムアカウントが必要です。早めに取得しておきましょう 。  
  • 補助対象経費の確認: 建物費は生産設備等の導入に必要なものに限られるなど、対象となる経費が限定されています 。公募要領で詳細を確認しましょう。  
  • 賃上げ要件: 補助事業終了後3年間の賃上げ目標を達成する必要があります 。達成できない場合は、補助金の返還を求められることがあります 。  
  • スケジュール: 公募期間や審査スケジュールを事前に確認し、余裕をもって申請準備を進めましょう 。  


7. よくあるご質問

Q1. 補助対象となる中小企業者の要件は?  
A1. 中小企業等経営強化法上の中小企業者が対象です。売上高10億円以上100億円未満である必要があります 。
 

Q2. 補助事業の内容に制限はありますか?  
A2. 農作物の生産など、1次産業を主とする事業は対象外です 。公序良俗に反する事業なども対象外となります 。  

Q3. 採択前に着手した事業も補助対象になりますか?  
A3. 交付決定前に契約(発注含む)した経費は、補助対象外です 。  

Q4. リースは可能ですか?  
A4. 機械装置、ソフトウェアに限り、交付決定後の契約であれば、リースも可能です 。  

Q5. 概算払いは可能ですか?  
A5. 原則、精算払いですが、個別の支出状況に応じて概算払いも可能です 。ただし、申請時に概算払いを前提とした計画は認められません 。  

8. まとめ

中小企業成長加速化補助金は、売上高100億円超を目指す中小企業にとって、工場や倉庫の建設・改修を通じた成長戦略を強力に後押しする制度です。補助金を活用することで、企業の成長を加速させ、更なる発展を実現できる可能性があります。
申請には一定の要件や準備が必要ですが、この情報を参考に、ぜひ補助金の活用を検討してみてください。
工場・倉庫で使える中小企業加速化補助金に興味のある方は、是非この記事を参考にしてください。
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取扱商品 鉄鋼製品、建築用・土木用・道路舗装用・設備機器用の資機材類の販売、各種工事請負等
取引銀行 みずほ銀行 日本橋支店
三井住友銀行 日本橋支店
三井住友信託銀行 本店営業部
建設業許可 国土交通大臣許可(特-3)第10910号
建築工事業
国土交通大臣許可(般-3)第10910号
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(社)日本プロジェクト産業協議会 法人会員

 

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