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倉庫・工場建築工法比較

倉庫や工場を建築する際、建築工法にはいくつかの選択肢があります。一般的には、システム建築、在来工法(鉄骨造)、テント工法、プレハブ工法などが比較対象として挙げられます。

では、どの工法を選べば自社の倉庫・工場の要件にマッチするのでしょうか。ここでは、倉庫・工場に適した建築工法の比較ポイントと、それぞれの工法の特徴をご紹介します。

建築工法の比較

※左右にフリックしてご覧いただけます。
  長所 短所
在来工法 自由設計
階層建築が可能
製作物の為、工程がかかる
重量が過大の為、基礎が大きくなる
システム建築 規格化されており短納期
重量が軽い
中柱無しの大空間が可能
価格は在来工法との比較で約90%と安価
システム化されており、ある程度制限があり
積雪地域には不向き
階層建物は価格メリットが出ない

システム建築

システム建築

システム建築は、建物を構成する部材を標準化することにより、建築の設計・見積・生産の一連のプロセスをシステム化した建築工法です。

標準仕様と言っても設計の自由度は高く、広い空間を必要とする低層建築に幅広く対応。プレハブ工法やテント工法と比べて、耐久性が高いことも特徴です。

ンピューター上で条件を指定することで、最適な仕様をすばやく立案することができる合理的なシステムで、ゼロから設計する鉄骨造の在来工法と比べて建築コストや工期を抑えることができます。

標準仕様と言っても設計の自由度は高く、広い空間を必要とする低層建築に幅広く対応。プレハブ工法やテント工法と比べて、耐久性が高いことも特徴です。

●向いている用途:

工場・倉庫・物流施設・店舗・事務所・最終処分場など

●向いている仕様:

延床面積が10,000㎡以下、特に3,000~5,000㎡の大きさの平屋

特徴1

標準仕様だからできる
安定した品質

システム建築は、設計にあたり想定される検討事項を踏まえ、予め仕様が標準化されています。個々の仕様によるムラがないため、安定SITA品質の施工や建築物を提供できます。

特徴2

合理的なシステムで
建築コスト低減・工期短縮

システム建築は、コンピューター上のシステムで設計・見積・生産指示などを合理的に行える仕組み。部材が標準化されているため施工もスムーズです。そのため在来工法と比べて建築コストを抑え、工期も短縮できます。

デメリットなどの注意点コンテンツ

システム建築は、部材が標準化されているため、ゼロからオリジナルで設計する在来工法と比べてデザインの選択肢は狭まります。
建物の外観やデザインにもこだわりがある場合は、在来工法による設計を選択した方がよいでしょう。

在来工法

在来工法

在来工法は、日本の昔ながらの建築工法で、柱や梁で建物を支える構造の建築工法です。倉庫や工場のような建物では木材ではなく、鉄骨を使用して設計します。

在来工法のわかりやすい例えは、洋服でいうオーダーメイドです。

基本的に一品生産となり、設計やデザインの自由度が高いことが特徴。窓の配置や間取りなども自由に設計できます。求める条件が、システム建築の標準的な仕様におさまらない場合には、在来工法を選択するとよいでしょう。

特徴1

求める耐久性・耐震性を
追求できる

倉庫の寿命を左右する耐久性、建物の用途によっても異なる求める耐震性能などを標準仕様にとらわれず、自由に追求できます。

特徴2

こだわりの外観・デザインを
実現できる

オーダーメイドでゼロから設計するため、外観やデザイン、こだわりの仕様なども妥協することなく追求できます。

デメリットなどの注意点コンテンツ

鉄骨造の在来工法は、建築物の重量が重くなるため、柱が増える場合があります。
また、デザインや仕様のこだわりは実現できますが、そのぶん工期は長く、コストは高くなります。

テント工法

テント工法

テント工法は、軽量鉄骨の骨組みに専用のシートをかぶせて天井や壁を形成する建築工法です。倉庫をテント工法で建築するには、延べ床面積が1000m2未満、軒高5m以下、平屋建てなどの基準があります。

テント工法はシンプルな構造なため、システム建築倉庫やプレハブ建築倉庫と比べても、建設費用が安く、工期も短縮できることが最大の魅力です。膜状のシートの特性から室内を明るく保ち、消費電力を抑えるメリットもあります。耐震性が高いことも特徴です。

特徴1

もっとも短い工期で建設できる

ご紹介する建築工法のなかで、もっとも短工期で建設できるのがテント工法です。

特徴2

建築コストを抑えられる

シンプルな構造ゆえに、他の工法と比べて建築コストを抑えられるということも特徴です。

デメリットなどの注意点コンテンツ

低コスト・短工期というメリットはあるものの、他の工法と比べて建築物の耐久性は劣るため、用途に制限があります。
また、外観やデザインなどの選択肢は豊富とは言えません。

プレハブ工法

プレハブ工法

プレハブ工法は、規格化された建築部材を工場で生産し、現場で組み立てる建築工法です。

各プロジェクトの条件に合わせて設計するものではないため、システム建築よりもさらに低コスト・短工期が期待できます。一方で、部材が規格化されているぶん自由度はあまり高くありません。また、プレハブ建築は6mごとに柱を設置しなければならないため、大空間の確保は難しくなります。

特徴1

低コスト・短工期を実現

規格化された部材を現場で組み立てるため、コストを抑え、短い工期で建設することができます。

特徴2

耐久性・耐震性は中程度

プレハブ建築は軽量鉄骨を仕様しているため、木造よりは高く、鉄筋コンクリート造よりは低い程度の耐久性・耐震性を保持しています。

デメリットなどの注意点コンテンツ

規格化された部材の範囲が限られるため設計やデザインなどの自由度が低いこと、
6mごとに柱を設置しなければならないため、大スパンの空間に対応できないことなどが考えられます。

システム建築でよくあるお悩み

工場や倉庫をシステム建築で建設する際に、多くのお客様が抱える悩みや課題と、その回答をまとめています。伊藤システム建築のコンサルティングから設計、施工、管理、完工引渡しまで、ワンストップでサポートしています。!

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伊藤忠丸紅住商テクノスチールは、システム建築による建築物の施工計画、施工を行っています。
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数あるシステム建築メーカーから最適なメーカーを提案し、工場・倉庫・物流施設・店舗・最終処分場などの高品質で合理的な設計・施工を実現します。当社は、システム建築工事でこれまでに延床面積30万㎡を超える実績を持っており、豊富な経験に基づく最適な提案と信頼性の高い施工を強みとしています。

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