
2025年に使える可能性のある工場・倉庫の補助金
本記事では、工場・倉庫オーナー向けの2025年に使える可能性のある補助金をご紹介します。
2025年の補助金では、2024年に引き続き、補助上限額50億円の超大型補助金「中堅・中小企業大規模成長投資補助金」が注目を集めています。2024年度の予算は1次公募、2次公募で消化しきりましたが、2025年度予算で追加の予算が組まれるかどうかがカギとなります。
また、事業再構築補助金、ものづくり補助金など補助額数千万円の補助金も、公募実施することが予想されます。
今回は、補助金の概要や採択成功事例もまじえて、工場・倉庫オーナーの補助金申請のすすめとしてお伝えします。
目次
1.工場・倉庫で2025年に使える可能性のある補助金について2.中堅・中小企業大規模成長投資補助金とは?
3.事業再構築補助金について
3-1.第11回公募の採択結果の分析
3-2.事業計画書の注目キーワード
4.ものづくり補助金について
5.工場・倉庫建築に関する補助金のサポート
1.工場・倉庫で2025年に使える可能性のある補助金について
工場・倉庫オーナー向けの2025年に使える可能性のある補助金は、以下のようなものがあります。
これらの補助金は、中小企業の経営者や事業担当者が、事業の拡大や生産性向上、販路拡大などを実現するために、活用できる有力な手段です。
具体的な補助金の概要については、経済産業省の「補助金・助成金ポータルサイト」や、各補助金の事務局のホームページなどで確認することができます。
中小企業の経営者や事業担当者は、自社の事業やニーズに合った補助金を活用することで、事業の成長や発展につなげることができます。
2.中堅・中小企業大規模成長投資補助金とは?
ここからは、2025年の注目の補助金をいくつかご紹介します。
1つ目は、2024年新たに創設した「中堅・中小企業大規模成長投資補助金」です。
この補助制度では、生産工程の抜本的改革CO₂削減や生産性向上に資する製造工場や、生産性向上に寄与する最新設備を導入した物流センターなど、大規模な設備投資に対して補助を行います。
特に注目されるのは補助額です。中堅・中小企業の投資下限額は10億円、補助上限額は50億円、補助率1/3となっています。
この補助金は、中堅・中小企業の成長と持続的な賃上げを促進するために、重要な役割を果たすものと期待されています。
大型の工場・倉庫建設を計画しているオーナーは、「中堅・中小企業大規模成長投資補助金」の活用を進めていきましょう。
「中堅・中小企業大規模成長投資補助金」の概要はこちら
3.事業再構築補助金について
2つ目は、事業再構築補助金です。
事業再構築補助金は、新型コロナで業況が厳しい企業に業態転換や新分野展開を促す事業で、2021年にスタートしました。
2022年からは新型コロナによる売上高の減少要件を撤廃し、脱炭素化の取り組みを支援する「グリーン成長枠」を新設するなど、事業の幅を広げています。
一方、審査手続きの複雑さや複数の事業者から似たようなプランが申請されるなどの課題も指摘されていました。
そこで、実施についても見送られていましたが、間もなく第13回公募開始が予測されています。
※第13回公募開始は公式に発表された情報とは異なります。
3-1)第11回公募の採択結果の分析
第11回公募までの採択結果についてもご説明します。2024年に実施された第11回公募は、申請数9,207件に対して採択数2,437件(26.5%)です。
前回第10回公募では、申請数10,821件、採択数5,205件(採択率48.1%)でしたので、第11回公募では申請数・採択数が減り、採択率が大幅に下回る結果となりました。
第13回公募以降では、採択者の偏りをなくすよう調整され、全体では3~5割の採択率となると予想されます。
3-2)事業計画書の注目キーワード
第1~11回公募で採択された事業計画のタイトル、概要が参考となります。例えば、11回公募で採択された事業計画書のタイトルでは、多く使われたキーワードTOP20は以下となります。

TOP100位までのキーワードでは、カフェ、EC、EV、プラットフォーム、リサイクル、ペット、プラスチック、ドローン、ブランド、テイクアウト、専門店、スクール、カーボンニュートラル、レンタル、アプリ、スタジオ、キッチンカー、フィットネスなどがあり、事業再構築の鍵となる手法と考えられます。
4.ものづくり補助金について
3つ目は、ものづくり補助金です。ものづくり補助金では、2024年は第17次、第18次公募が2回実施されています。「省力化(オーダーメイド)枠」、「製品・サービス高付加価値枠」、「グローバル枠」と大幅に変更されました。
また、補助上限額も今までは最大4,000万円だったのが、8,000万円(大幅賃上げ特例時1億円)となりました。
通年で継続的に公募が行われてきたものづくり補助金ですが、2025年も引き続き公募が行われる予測です。いつでも申請が出せるように早めに準備をしていきましょう。
5.工場・倉庫建築に関する補助金のサポート
以上、本記事では、2025年に使える可能性のある工場・倉庫の補助金についてご紹介しました。
工場・倉庫の設備投資は、事業の拡大や生産性の向上に大きな効果をもたらします。設備投資には多額の資金が必要になるため、補助金の活用が有効です。
伊藤忠丸紅住商テクノスチールでは、工場・倉庫建築に関する事業計画や設備投資計画の策定、投資対効果シミュレーションを行います。
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工場や倉庫の新築や増改築、解体、遊休資産の有効活用などに関するさまざまなニーズにお応えできますので、お気軽にお問い合わせください。

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伊藤忠丸紅住商テクノスチール株式会社
設立 | 1963年5月31日 |
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資本金 | 30億円 |
従業員 | 400名(派遣社員、嘱託、委託社員等を含む)(2020年4月現在) |
株主 | 伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社 66.7%、住友商事グループ 33.3% |
取扱商品 | 鉄鋼製品、建築用・土木用・道路舗装用・設備機器用の資機材類の販売、各種工事請負等 |
取引銀行 | みずほ銀行 日本橋支店 三井住友銀行 日本橋支店 三井住友信託銀行 本店営業部 |
建設業許可 | 国土交通大臣許可(特-3)第10910号 建築工事業 国土交通大臣許可(般-3)第10910号 大工工事業、とび・土工工事業、石工事業、屋根工事業、タイル・れんが、ブロック工事業、 鋼構造物工事業、鉄筋工事業、板金工事業、ガラス工事業、塗装工事業、内装仕上工事業、建具工事業 |
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