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工場・倉庫の業績が上がるコミュニケーション

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工場・倉庫の業績が上がるコミュニケーション

工場・倉庫の業績が上がるコミュニケーション 

本記事では、工場・倉庫の業績が上がるコミュニケーションをテーマにご紹介します。 

工場や倉庫の業務では、作業時の事故や問題が発生する原因が関係者間のコミュニケーション不足で起こることが数多くあります。 

工場・倉庫では、機械・設備の不具合や人為ミス、不適切な作業環境、自然災害など、様々な事態が起こりえます。 

このため、関係者間のこまめなコミュニケーションによって、生産ラインの作業効率や品質向上、スムーズな物流など、業務改善につなげていくことが求められています。 

近年では、工場・倉庫のIoT技術の導入も進んでいます。ロボットやセンサー、モバイル端末、ビッグデーターなどの活用により、新たなIoTコミュニケーションが生まれています。 

関係者間のコミュニケーションの質を高めることによって、生産性の向上や業績アップだけでなく、関係性の構築、思考や行動の質の向上、ストレス緩和、モチベーションアップ効果なども期待できます。
 

目次

1工場・倉庫のコミュニケーションと関係性の構築の考え方

1-1成功循環モデルのグッドサイクル

1-2成功循環モデルのバッドサイクル

2工場・倉庫の働きやすい環境づくりと優秀社員の見分け方

2-1マズローの欲求5段階説

2-2優秀社員の見分け方「5ボックス」

3工場・倉庫のコミュニケーション活性化とIoTコミュニケーション

3-1工場・倉庫のコミュニケーションの活性化方法

3-2工場・倉庫のIoTコミュニケーション

4生産性が向上する工場・倉庫のリニューアル計画

5工場・倉庫のリニューアルをお考えの方へ
 

工場・倉庫のコミュニケーションと関係性の構築の考え方 

「コミュニケーション(Communication)」とは、情報伝達や意思疎通などの表現、また意思を伝え合う、交流を図るなどの行動を指す言葉のことです。 

まずは、よりよいコミュニケーションによる人間関係づくりから始めていきましょう。
 

1)成功循環モデルのグッドサイクル

①成功循環モデルのグッドサイクル.png

図.「成功循環モデルのグッドサイクル」のイメージ
 

「成功循環モデルのグッドサイクル」とは、良好な関係を築くことで、お互いに良い考えやアイデアを生み出し、結果として、良い行動や結果に結びつく状態です。 

互いに尊重し一緒に考えることで関係の質が向上します。このため、思考の質が高まり、気づきや面白い発見が生まれます。 

また、行動の質も高まり、自分で考え、自発的に行動するようになります。その結果、成果・成功体験が得られることで、互いを高め合う関係になります。
 

2)成功循環モデルのバッドサイクル

②成功循環モデルのバッドサイクル.png

図.「成功循環モデルのバッドサイクル」のイメージ
 

反対に、よりよい関係性が築けないと、「成功循環モデルのバッドサイクル」に陥ります。 

バッドサイクルは、成果が上がらないことによる結果の質の低下から始まります。結果が出ないので対立し、上下関係による押し付けや命令が発生し関係の質が悪くなります。 

行動や思考も関係性が悪いままに日常業務が続くため、その結果、ストレスやメンタルの不調、ハラスメントの発生など、様々な問題の原因となります。 

では、良い成果を生み出すグッドサイクルを作り出すにはどうすればよいかですが、まずは挨拶を積極的にしてみることから始めましょう。 

当たり前のようですが、挨拶は非常に大切です。挨拶ができるようになったら、少し世間話をしてみて気軽なコミュニケーションを増やしていきます。 

これは、 「ザイオンス効果」(=単純接触効果)といって、繰り返し接するとその人に対する好感が高まるといった心理効果があります。 

お互いの関わりを自然に増やすことで、「心理的安全性」が高まった環境を作り出すことができます。 

思いついたアイデアや考えを率直に発言できる環境を作ることで、課題解決のスピードが上がりお互いのモチベーション向上にもつながります。
 

工場・倉庫の働きやすい環境づくりと優秀社員の見分け方 

1)マズローの欲求5段階説

③マズローの欲求5段階説.png 

図.マズローの欲求5段階説
 

マズローの欲求5段階説に当てはめてみると、従業員がイキイキと働くために必要な要素が分かります。 

マズローの欲求5段階説では、最下層から①生理の欲求、②安全の欲求、③所属と愛の欲求、④承認欲求、そして⑤自己超越欲求に分かれます。 

下層から上層へと進むにつれて、より高度な欲求となります。 

ご自身が今、置かれている環境や欲している欲求、また、周囲のメンバーが欲している欲求を客観的に見つめてみましょう。 

特に、現代では、所属欲と承認欲が強い人が増えています。 

チームのメンバーの居場所を作り、お互いに認めあうことが、チームの雰囲気を良くし、モチベーションを高めることにつながります。
 

2)優秀社員の見分け方「5ボックス」
 
④5ボックス.png

この「5ボックス」は、米国の電気事業を中心に展開するGE(ゼネラル・エレクトリック)で考案された人材選考の考え方です。 

人材選考では、経営幹部がこの「5ボックス」をもとに人材を選定し組織編制を行っています。 

パフォーマンスが縦軸、ポテンシャル(潜在能力)が横軸です。さらにその下に1つのボックスを追加した5つのボックスで構成されています。 

評価は、パフォーマンスと潜在能力の2つの項目について、 「高い」「合格」「低い」の3段階で評価します。 

その結果、Ⅰに入る方が、役職者の候補になります。 

Ⅱには、専門職的なイメージで、その役職の後継者になる力はないが、高いパフォーマンスを上げている人財が入ります。

Ⅲには、後継者になる資質はあるがまだ若く、次に昇進するときに、ⅡではなくⅠに移動しそうな人財が入ります。 

このツールを活用することで、自社の抱える人財の整理でき、役職者候補の選定や育成する上で、誰から昇格させれば良いのか、誰の育成に力を入れれば良いのかが明確になります。
 

工場・倉庫のコミュニケーション活性化とIoTコミュニケーション 

ここからは、工場・倉庫における具体的なコミュニケーションについてご紹介します。 

工場・倉庫では、機械・設備の不具合や人為ミス、不適切な作業環境、自然災害など、様々な事態が作業中に起こります。 

このような事態に対して、関係者間でのコミュニケーションが不足すると、製品の品質低下、不良品の発生、作業ロス、工程中断、出荷時の破損、荷崩れ、在庫増加、遅配・納期遅れなどの問題が発生します。 

一方、関係者間でコミュニケーションスキルを高めることで、工場・倉庫の生産性の向上や、物流の効率化とともに、人間関係をより良いものにし、良い結果・成功を生み出すことにもつながります。
 

1)工場・倉庫のコミュニケーションの活性化方法 

具体的には、以下のような方法でコミュニケーション活性化を図っていきます。
 

ミーティングや報告会での情報共有

作業内容や作業手順、品質管理基準などの情報共有により、製品の品質向上、作業ロスの削減、工程中断の防止などが期待できます。
 

作業員同士の連携強化

作業員がチームを組んで、互いの作業内容を把握し、適切なタイミングでコミュニケーションを取ることで、出荷時の破損や荷崩れ、在庫増加の防止が期待できます。
 

受発注先とのコミュニケーション強化

受発注先とのやりとりを密にし、受注や発注のミスを防止することで、遅配や納期遅れの防止が期待できます。
 

現場の問題報告・改善提案の促進

現場で発生する問題や改善案を積極的に報告し、共有することで、業務改善が促進され、効率的な物流体制の確立や品質向上が期待できます。
 

教育・研修の実施

コミュニケーションに関する教育や研修を実施することで、従業員の技能向上や情報共有の重要性の認識を促し、効果的なコミュニケーションの促進が期待できます。
 

2)工場・倉庫のIoTコミュニケーション 

近年では、IoT導入で建物内の情報を可視化することにより、スマート工場・倉庫を実現する動きが広がっています。 

スマート工場・倉庫では、IoTを活用した省力化、自動化施策を取り、業務プロセスの改善、効率化にを図ることができます。 

スマート工場・倉庫の主なIoTソリューションを以下に挙げます。

<スマート工場・倉庫の主なIoTソリューション> 

センサーデータの収集・分析

工場・倉庫内のセンサーデータを収集・分析することで、機械・設備の状態や室内、冷蔵庫の温度管理・記録ができます。異常検知の際は、アラート機能で知らせてくれます。
 

在庫の管理

RFIDタグを製品・原料に貼り付けておけば、工場・倉庫内の物品の在庫状況や、製造日、消費期限の管理ができます。
 

エリア侵入防止

人感センサーや顔認証機能によって、従業員や外部の侵入エリアを制限します。
 

監視カメラ

従業員や外部からの不審者の動きを監視します。
 

モバイル端末の活用

必要な情報をモバイル端末で共有し、作業員同士の連携を促すことで、作業品質の向上、ロスの削減ができます。
 

運搬ロボットの導入

建物内の荷物運搬ロボットにより、出入庫や運搬作業を自動化し、精度の向上や作業効率の改善が期待できます。
 

ビッグデータ活用

IoTを活用したセンサーデータや作業員のデータなどを蓄積・分析することで、より正確な生産計画策定や物流管理が可能となります。
 

生産性が向上する工場・倉庫のリニューアル計画 

工場・倉庫のリニューアル計画においては、非効率な生産ラインを見直す必要があります。 

設計時には、製品を製造する部屋、梱包する部屋、荷捌きを行う部屋など、部屋ごとの役割や性質を明確化した上で、動線づくりを行ないます。 

生産ラインの見直しによって、従業員の人為ミスや無駄な作業を減らすことができ、作業時の心理的負担の軽減、ストレス緩和、モチベーション向上、コミュニケーション活性化の効果も期待できます。 

また、工場・倉庫内では、入退室管理や温度管理、監視カメラによる機械の不具合管理など、IoT技術を適所に導入していきます。 

様々なソリューションを組み合わせることで、関係者間のIoTによる新たなコミュニケーションを作り出し、生産性を向上することができます。
 

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伊藤忠丸紅住商テクノスチール株式会社

設立 1963年5月31日
資本金 30億円
従業員 400名(派遣社員、嘱託、委託社員等を含む)(2020年4月現在)
株主 伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社 66.7%、住友商事グループ 33.3%
取扱商品 鉄鋼製品、建築用・土木用・道路舗装用・設備機器用の資機材類の販売、各種工事請負等
取引銀行 みずほ銀行 日本橋支店
三井住友銀行 日本橋支店
三井住友信託銀行 本店営業部
建設業許可 国土交通大臣許可(特-3)第10910号
建築工事業
国土交通大臣許可(般-3)第10910号
大工工事業、とび・土工工事業、石工事業、屋根工事業、タイル・れんが、ブロック工事業、
鋼構造物工事業、鉄筋工事業、板金工事業、ガラス工事業、塗装工事業、内装仕上工事業、建具工事業
宅地建物取引業許可 東京都知事許可(3)第87072号
一級建築士事務所登録 東京都知事登録 第55860号
ISO14001/2015 取得日2001年10月10日 適時更新継続中
(社)日本プロジェクト産業協議会 法人会員

 

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