工場・倉庫で使える「中小企業加速化補助金」
目次 1.はじめに2.中小企業成長加速化補助金とは? 2.1. 補助金の概要 2.2. 補助事業の要...
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本記事では、工場・倉庫の「リスクマネジメント」についてご紹介します。
「リスクマネジメント」とは、事前に起こりえる事態を予測することでリスクを回避・低減などすることです。
例えば、自治体の災害ハザードマップ(地震、洪水、津波、火山、土砂崩れなど)を確認し、危険地域は未然に工場・倉庫の対策工事を行うなどがリスクマネジメントの対策の1つになります。
リスクという言葉は「危険」「危機」の意味になりますが、ビジネスにおいては、「今後、企業に起こる可能性のある出来事」という意味合いになります。
工場・倉庫では、起こり得るリスクに対して、予防策や対策を立案していくことが求められています。
今回、お伝えしたいことですが、「企業人として大切な考え方は、ビジネスは、会社・社員の信用を何よりも大切にしている」ということです。
企業には、お客様があり、社内には、経営幹部、社員、社外では協力会社がいます。
また、株主や投資家、金融機関、広告主など、様々な関係者との信頼関係で会社のビジネスが成り立っています。
そこで、コンプライアンス違反が発生すると、関係者の信頼関係が崩れ、企業の業績悪化、法的制裁、ひいては倒産に追いやられる危険もあります。
周りの期待値を大きく超えるような行いができる方には、信頼・信用が積み重なり、多くのファンがついていきます。
一方で、「会社・社員を信用している」という期待とのギャップ(乖離)が生まれた時にはクレームが発生します。
図.信用とクレームの関係
信用とクレームの関係を示します。
赤丸のスタートライン時は、自社あるいは人、サービス・商品に関係者から期待をもってもらっています。
そこで、企業のブランド力やこれまでの実績で信じて使ってもらえる状態になります。
さらに信用を積み重ね、期待を超える対応や結果を見せると、関係者は頼ってくれる、ひいては応援してくれるような関係が築けます。
一方、期待とのギャップ(乖離)が生まれると、クレームが発生します。
ポイントは、クレームが発生しているときは、「改善してほしい」という期待を込めてもらっている状態です。
その対応を失敗すると、顧客や関係者は離れていきます。関係者も問題は認識していますが、そのうちに誰も教えてくれない関係性になっていきます。
結果、社会的信用はなくなり、誰も相手にしてくれない状態に陥ってしまいます。
クレーム発生時には、法律や契約、就業規則などのルールへの対応はもちろん、「社会の⽬」を意識した対応も求められます。
「社会の目」とは、クレームの事実を知った関係者や、一般の人々や会社を指します。
「社会の目」から見た評価は、個人や企業の信頼に大きな影響を及ぼします。社会の信用を失わないために、企業では真摯・高潔な姿勢や対応を行う必要があります。
クレーム処理では5原則を意識していただきたいと思います。
何よりもスピード対応が大前提です。
担当者の1次情報で事実を整理・把握します。
まずは相手の主張を徹底的に聴くことが大切です。聴くことにより怒りは収まり冷静になります。
相手は上司の対応を望んでいます。責任者が対応しましょう。
相手にも非がある場合、ここだけは引かないというポイントは明確に持っておきましょう。
ここまで、信用とクレーム、リスクマネジメントについてご紹介しました。
クレームを減らすための簡単な方法をご紹介します。
クレームを半分に減らしたければ 、上司がメンバーの基本的な躾(しつけ)を徹底することです。
例えば、約束を守る、挨拶を徹底する、お礼をする、報連相をするなど、基本的なビジネスマナーだけでも、クレームの削減効果が期待できます。
教えてくれる人は相手に対して期待してくれている状態とお伝えしましたが、上司の助言は大変ありがたいものです。
相手の立場になって考え行動すると、期待とのギャップ(乖離)が解消され満足度も高まっていきます。
関係者との良いコミュニケーション、関係性づくりから、グッドサイクルを作り出していきましょう。
リスクマネジメントには、大きく以下の2つがありますので、①リスクの未然防止と②リスク発生時の対応に分けて考えてきましょう。
・リスクの種類や法律のポイントを理解しましょう
・行ってはいけない行為やルールを知って守りましょう
・すぐに報告しましょう(スピード)
・正直に報告しましょう(隠すとかえって事態は悪化します)
・起こった要因を分析し、再発防止策を実施しましょう
(二度同じ失敗を起こさないように仕組化しましょう)
図.リスク考慮上の4区分イメージ
図は、リスクを4つの区分に分類して整理しています。
リスクは、発生頻度(横軸)と被害の大きさ(縦軸)4つに区分できます。
発生頻度は低く特にリスク被害も少ないと判断できる場合は、リスクを保有するA象限に区分します。
頻度は低いですが甚大な被害リスクが想定されるため、保険に加入するなどしてリスクを移転・転嫁するB象限とします。
発生頻度が高くなります。工程管理の徹底やシステム導入などにより、発生頻度の低いA象限にもっていく対策を行います。(分類は、リスクの低減・予防C象限)
発生頻度を下げるか、発生被害を小さくするかしてBやC象限にもっていく対策を行います。リスク次第ではプロジェクト自体の見直しも必要です。(分類は、リスクの回避D象限)
では、工場・倉庫のリスクの種類や対応方法についてもご紹介します。
工場や倉庫は可燃物質や火花の発生源が多く、火災の発生リスクが高いです。燃料や化学物質の保管場所、電気設備、加工機械などが火災の原因となる可能性があります。
作業員や従業員の安全を守ることが重要です。重機や移動車両の操作、高所作業、化学物質の取り扱いなどは、事故や被害につながる可能性があります。
工場や倉庫の活動は、環境に対する影響も大きいです。廃棄物処理や有害物質の取り扱いなど、環境汚染や生態系への悪影響へのリスクがあります。
貴重な商品や設備が保管されているため、工場や倉庫は盗難や侵入のターゲットとなります。不正アクセスや物品の盗難、窃盗などに備える必要があります。
地震、洪水、台風などの自然災害による損害のリスクがあります。特に地域によっては、特定の自然災害に対して備える必要があります。
サプライチェーンの停止は、工場や倉庫の機能停止や商品の遅延を引き起こします。原材料や製品の供給、物流の中断などに備える必要があります。
リスクの事例を挙げると、まだまだありますが、代表的なものを掲載しています。
図.リスクマネジメントと経営計画の関係イメージ
上図は、リスクマネジメントと経営計画の関係イメージです。
企業では、企業活動で、社会にどのように貢献していくべきかを考える社会責任(CSR)があります。また、社会課題の解決と経済価値を実現するための共通価値の創造(CSR)があります。
さらに、世界共通認識のある社会的課題を解決するSDGs目標の達成が求められています。
このような構図の根底にあるものがリスクマネジメントになります。リスクマネジメントは、企業経営の基盤です。企業人としてしっかり順守しましょう。
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工場や倉庫の新築や増改築、解体、遊休資産の有効活用などに関するさまざまなニーズにお応えできますので、お気軽にお問い合わせください。
設立 | 1963年5月31日 |
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資本金 | 30億円 |
従業員 | 400名(派遣社員、嘱託、委託社員等を含む)(2020年4月現在) |
株主 | 伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社 66.7%、住友商事グループ 33.3% |
取扱商品 | 鉄鋼製品、建築用・土木用・道路舗装用・設備機器用の資機材類の販売、各種工事請負等 |
取引銀行 | みずほ銀行 日本橋支店 三井住友銀行 日本橋支店 三井住友信託銀行 本店営業部 |
建設業許可 | 国土交通大臣許可(特-3)第10910号 建築工事業 国土交通大臣許可(般-3)第10910号 大工工事業、とび・土工工事業、石工事業、屋根工事業、タイル・れんが、ブロック工事業、 鋼構造物工事業、鉄筋工事業、板金工事業、ガラス工事業、塗装工事業、内装仕上工事業、建具工事業 |
宅地建物取引業許可 | 東京都知事許可(3)第87072号 |
一級建築士事務所登録 | 東京都知事登録 第55860号 |
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